なぜ結婚するのか

なぜ結婚するのか

なんで結婚するの?

 

「結婚って何のためにするの?」

 

「結婚ってどういうこと?」

 

誰でも一度は考えたのではないでしょうか。

 

さまざまな機関で結婚に関してのアンケート調査が行われていますが、「あなたは結婚したいですか」との問いに独身者のおよそ9割が「いつかは結婚したい」と答えています。

 

今は、適当な相手に巡り合えていないけれど、いずれは……そんなふうに考えている多くの人たちにとって、結婚とはどういう意味を持つのでしょう。

 

「あなたにとって結婚とは何ですか」というアンケートを取った結果、「人生の通過点」「安心」「パートナーを見つける」「憧れ」など答えはいろいろで、中には「我慢・忍耐」「人としての役割」などといったものもたまに見かけます。

 

みんな結婚というものをわかっていない

 

実のところ、みなさん結婚について、ほんわかした憧れのようなものは持っているけれど、あまりよくわかっていないというのが本当でしょう。

 

独身者にとって結婚は未知の世界で、既婚者にとっては現在進行形の十人十色の日常の繰り返し。

 

実は、「結婚」と「結婚生活」をうまくひとつにイメージできないのが「よくわからない」原因なのです。

 

「何のために結婚するのか」という問いに自分なりの答えを探しました。

 

「今よりも幸せになるため」というのが結論でした。

 

やはり、誰しも結婚することによって幸せになりたいのですから「今より少しだけ幸せになるために」という目的を持って、結婚相手を探したり決断するのがいいのではないでしょうか。そうすれば、「結婚とは今より少しだけ幸せになるための手段」という軸が生まれてくるのです。

 

幸せの基準は人によってまちまちですから、まず、「自分にとっての幸せとは何か」という軸をつくれば、婚活をするうえでの相手探しもスムーズになります。

 

お互いが「この相手と一緒になったら、今よりも幸せになれるだろうか」と考え、昨日より今日、今日より明日がより満たされるように心がける。それが自分も幸せになり、相手も幸せにする結婚だと思います。

 

結婚する前にルールを決めよう

 

結婚すると、独身の頃のように自分だけのペースで過ごしていては、どちらかに不満が生まれるでしょう。

 

結婚する前に2人で相談し、仲良く過ごすルールをつくるのもよい方法です。「毎日、おはよう、おやすみの挨拶をする」「毎日、相手に触れる」「毎日、最低ひとつは家事をする」など、なんでもいいのです。

 

離婚に備えた契約書をつくるよりは前向きで楽しい作業になるでしょう。

 

スケジュールを決める

 

もう少し現実的な話をしてみましょう。

 

みなさんは生きていく上でのスケジュール、「ライフタイムスケジュール」を真剣に考えたことはありますか。生まれてから学校を卒業するところまでは平均的なスケジュールのお手本があり、みんなと同じレールに乗っていれば無難に成人できるでしょう。

 

でも、その後のスケジュールは自分で計算して自分で決めなくてはなりません。

 

実は、社会の仕組み、人間の寿命と身体の仕組みを考えると、成人したあとも「理想的なスケジュール」は存在するのです。

 

女性に関して最も重要なのは、女性の妊娠・出産にまつわる年齢でしょう。栄養状態もよくなり、医療も進歩した現在、40歳を過ぎて子どもを産む女性も少なくありません。

 

しかし、女性の身体が、妊娠、出産に最も適しているのは20代から30代初めまでです。35歳を過ぎると「高齢出産」と呼ばれ、統計的にもさまざまなリスクが現れてきます。そのリスクの多くは老化が原因です。卵子は女性が胎児の時から持っている細胞で、女性の身体と一緒に成熟し、年をとり、その数も減っていくのだそうです。

 

「仕事も子どもも」と考える現代の社会では、高齢出産が増えるのは仕方がないことだと思います。ただ、「取り返しがつかないこと」も人生の中にはあるのです。

 

たしかに40代でも出産は可能ですが、20代から30代初めが出産適齢期だということを頭において、いたずらに出産を先送りしない方がいいでしょう。「ほしい時に、できない」そういうことも起こりうるのです。

 

また、男性についても同じことが言えます。男性は、出産という年齢を気にしなくていいのでついつい結婚を先送りしてしまいます。しかし、もしも30代後半で結婚して40歳で子どもが生まれたらどうでしょう。子どもが成人式を迎える時、父親は還暦です。定年退職後も大学に通っている計算になりますね。

 

子どもが成人するまでにかかる費用は2000万円から3000万円程度と言われています。老後に必要なお金をためるのも大変です。理想の貯金額は年金+3000万円と言われています。独身時代にしっかりと貯金をしていればいいのですが、独身生活は出費も多く、意外に貯金できないものです。

 

また、両親に介護が必要となる時期と子育てが重なり、苦労している人もいます。やんちゃな子どもを足腰の弱った親に預けて仕事に行く、ということもできません。夫婦で働いて稼いだお金は託児所代に消えてしまうかもしれません。もう少し若い頃に考えておくべきだった、そう思う方も多いでしょう。

 

時代に合わせて考えを変える

 

この「ライフタイムスケジュール」の考え方を婚活中の人にお話しすると「若いうちにそういうことを聞いておきたかった、誰も教えてくれなかった」という声が返ってきます。

 

義務教育の間に、恋愛、結婚、夫婦、家族、老後など、一連の人間としての営みについての授業が行われてもいいのではないかと思います。

 

これまで、学生時代の勉強と恋愛は利害が反するものとして考えられてきましたが、「恋愛修業」をするべき学生時代に恋愛から遠ざけられた結果、今の「恋愛できない男女」の大量発生が起こっているのです。

 

学生時代から、ボーイフレンド、ガールフレンドを親に紹介して、たまに家に招いて、というようなことが普通に行われていれば、恋愛や結婚に関してもう少しスムーズに運ぶはずです。

 

親は、恋愛のせいで何かよくないことが子どもに起こるのではないだろうかと、常にハラハラしながら子どもの成長を見守っています。もう少し、自分の子どもを信頼してもいいのではないでしょうか。愛情と信頼をもって育てられた子どもは、親からの自分に対する信頼を裏切るようなことはしません。

 

また、親の時代は「自由恋愛はよくない」という価値観が主流で、親に隠れてこそこそと交際しなければならなかったかもしれません。しかし、時代は親世代の価値観を追い越して変化しています。お父さんお母さんの意識が変わらなくては、子どもは、ますます混乱し、結婚から遠ざかってしまうでしょう。

 

婚活の時間を作る

 

そしてこれから結婚を考えているみなさん、今からでも遅くはありません。

 

自分に残された時間、ライフタイムスケジュールを立ててみませんか。そしてそのスケジュールに1年か2年、「婚活」を入れてください。仕事に割く時間を少し、恋愛や結婚に回しましょう。結婚して、家庭を築いてからでも仕事はできます。

 

どんなにしっかりしている人でも、人生には何度かのピンチが訪れます。その時、家族という絶対的な味方がいればどれほど心強いでしょうか。そう、生涯未婚の境目50歳になったとしても、今から結婚して家族をつくればいいのです。

 

結婚までの道のりは多少険しくなるでしょうし、出産など諦めなくてはならないこともあるかもしれません。しかし、男女ともに同じような立場の人はたくさんいます。

 

年齢を理由に結婚を諦める必要はないのです。今頑張れば、そこから先は少なくとも1人ぼっちではないはずです。

 

必ず運命の人に巡り合える

 

婚活中のみなさんの中には「再婚希望」という方がたくさんいます。

 

現在、結婚するカップルの25%は、その一方、もしくは両方が再婚です。結婚に失敗してもやり直せばいい、という安易な考え方には反対ですが、昔よりも結婚のバリエーションや可能性が広がっているのは確かです。

 

ご自分か初婚の場合、初婚の人を望むのは無理がないことかもしれませんが、初婚云々の条件をつけなければ、「結婚相手候補」の数は大幅に増えるのです。

 

何かにつけ「再スタート」に優しい社会になりました。現役で活躍できる寿命も大幅に伸びています。

 

「今度こそ、絶対幸せになる」その気持ちが大切です。「―人より2人」のほうが温かいですよね。

 

大丈夫。必ず運命の人に巡り合えます。頑張ってください。