女性が求める理想の男性

女性が求める理想の男性

女性が求める理想の男性

 

女性の場合も男性と同じく、自分の遺伝子を次の世代に残したいという根源的な欲求があります。「根源的」というのは、狩猟採集時代の遺伝子を持っている私たちが、無意識のうちに(生来的に)どういう男性を求めているかという話です。

 

遺伝子レベルで求めているものが、現代社会で通用するか否かということは別の話です。

 

しかし、ここで男女の違いが重要になります。女性が子育てをするという生理的仕組み、つまり出産には苦痛や危険が常に伴います。また、女性が子どもを産むためには10ヵ月あまりを必要とし、数人しか産めないという事実もあります。

 

さらに、女性は母乳を通じて子どもに栄養を与えるため、2〜3年間は自ら食料獲得ができないことになります。

 

つまり、出産や子育てをする間、女性は身動きがとれないので、食料を運んでくれる男性が必要になるということです。したがって、女性にとっての理想的な男性の第一条件は、豊富な経済的資源を安定的に供給してくれることとなります。

 

女性は遺伝子レベルでこのような男性を求めているのです。

 

経済的資源を安定的に供給するには、特に狩猟採集時代では体格・体力・健康的に秀でていることが絶対的な条件になったはずです。現代社会では、年収が多い、社会的な地位が高いというのも条件に入ってきます。

 

また、自分の遺伝子を次世代に残すという欲求もあるので、理想的な男性像を要約すると、背が高く体格はガッチリしていて、稼ぎがよく、浮気をせずに長期的に母子に経済的資源を与えてくれる男性……ということになります。

 

それでは、女性が理想とする男性の魅力について、ひとつずつ説明していきます。

 

女性が注目する魅力@「身長」

 

背が高いというだけで健康的で稼ぎがよさそうに見えますが、欧米の身長に関するさまざまな研究をまとめると、身長が高い人のほうが健康で、収入や子宝にも恵まれているという結果が出ています。

 

ひとつおもしろいデータがあるのですが、米国の大統領選挙では、今までかなり高い確率で背の高い候補者が勝ってきました(14回中11回は背が高いほう)。

 

民主党が勝つか共和党が勝つか、ではなく、背が高いほうが勝つといえるのかもしれません。

 

これは半分冗談としても、それだけ高身長というのは大切ということです。

 

女性が注目する魅力A「健康」

 

男性にとっての理想的な女性像と同じように、女性が男性を見るときも、健康であることはとても大切な要素です。

 

健康は長寿の指標として重要です。健康であればあるほど、長生きできますし、長生きするということは、母子の必要とする経済的資源を安定的に供給できるということにつながります。

 

反対に、子どもが小さいうちにお父さんが亡くなると、母子ともども路頭に迷う危険があります。

 

また、健康的に見えるということは、病気に打ち勝つ能力もあると見なされるので、子どもに受け継がれる資質として魅力的に感じられます。

 

女性が注目する魅力B「五感的魅力」

 

五感的魅力のうち視覚的魅力がある男性というのは、シンメトリーな体型と顔をしているかどうかがひとつの判断基準となります。

 

シンメトリーとは左右対称という意味で、左右が対称であればあるほど栄養が行き届いている、つまり健康の証といえます。

 

厳しい自然環境にさらされたり、病気になったりすることで左右対称性が崩れることがありますが、現代より環境負荷を受けやすかった狩猟採集時代においては、その傾向がより顕著だったことは想像に難くありません。

 

私たち人間は、左右対称ではないものに対して嫌悪感を抱き、シンメトリーなものに対して好感を持つようにできているのです。

 

女性が注目する魅力C「高収入」

 

高収入・高学歴・高身長の3つのうち何か大切か……という全国調査が数年前に実施されたのですが、高校生・大学生・社会人ともにダントツで高収入を支持する結果が出ました。

 

しかも、年齢が上がるにつれて(結婚が現実的になるにつれて)、高収入が圧倒的に一番となったのです。

 

つまり女性の希望としては、身長や学歴よりも、とにかく稼ぐのが重要だということです。

 

社会人になると身長や学歴は変えられませんが、これからの人生、収入の多寡は変えることができます。知性をお金に変える能力が求められているということです。

 

就職・転職活動をしている男性はがんばってください。

 

女性が注目する魅力D「一途」

 

男性と同様、女性も浮気を嫌います。

 

しかし、「浮気の目的」に焦点をあてると、男女でとらえ方が大きく異なる部分があります。

 

心理学では「身体的浮気と精神的浮気のどちらが嫌か?」を問う調査がしばしば行われてきましたが、男女の回答に大きな違いが出ています。

 

総じて、女性は精神的な浮気が嫌で、男性は身体的な浮気が嫌との結果になっています。理由としては、女性の場合、男性が精神的な浮気をして、経済的資源の安定供給が損なわれてしまう危惧が挙げられます。身体的浮気もお金を持っていかれる可能性はありますが、精神的浮気で恒常的に持っていかれるよりは軽微で済みます。

 

いっぽう、男性が女性の身体的浮気を嫌う理由は、生まれてくる子どもが自分の子どもであるという確証が持てないからです。男性は、恋人が他の男性と接触するだけでも、生理的な嫌悪感をいだくように遺伝子にプログラムされているようです。

 

やさしい男性がモテる理由

 

女性にとって理想の男性を総合すると、体格・体力に優れており、健康的で高身長。五感的魅力があり、経済力と社会的地位が高い、もしくは、その可能性がある人といえそうです。

 

加えて、自分と相思相愛で、生殖力が高く、浮気や不倫をせずに長期的かつ安定的にお金を供給してくれる……といった男性を根源的に理想としているわけです。

 

男性よりも要求水準がかなり高いのですが、これには出産、育児に掛かりきりにならざるを得ないという女性の生理的な理由があります。失敗が許されないため、妥協を嫌うのです。この点においては、男性のほうがボーダーラインを下げやすいといえます。

 

ただし男性にとっての完璧な女性がいないのと同じように、女性にとって完璧な男性も存在しません。こういった現実を踏まえると、恋愛とは妥協の産物といえるのかもしれません。妥協できる点や、譲れない点は何か、理想を高く置きつつも歩み寄る位置を決めないといけないのです。

 

では妥協をするならば、どういった点にするべきでしょうか。たとえば次の男性では、どちらを選びますか?

 

@やさしいけれど、たくましくない男

 

Aやさしくないけれど、たくましい男

 

欧米の研究では、日本の女性は、前者を選ぶことが多いという結果が出ています。

 

やさしさとたくましさではやさしいほうを優先させるのです。その根拠としては、日本人の女性の多くは結婚を永久就職ととらえているので、やさしい男性と結婚して、経済的資源の安定供給を望むからと考えられています。こういった視点から妥協するポイントを探るのも、ひとつの方法です。

 

人間のほとんどが「恋人に求める魅力度は自分より高い」という事実がありますが、満点の恋人を手に入れるためには、自分も満点を目指さなければいけません。

 

努力するのが難しいと思うなら、妥協をしなければいけないということです。

 

「男女が異性に求める理想」を考慮しつつ、いかに妥協点を見出すかが、現実的な配偶者選びといえるのかもしれません。