家族をつくる

家族をつくる

助け合って生きていく

 

―人では不可能に思えることでも、2人で力を合わせれば意外に「大したことではない」ものです。

 

誰かに相談したとたん、問題が解決するなんてよくあること。みんなが異なる「得意分野」を持ち寄れば、よりよいアイデアが生まれるでしょう。

 

さらに、親の知恵や協力が得られれば、鬼に金棒です。経済的に大変な時は、2人の周りにいる家族に助けてもらえばいいのです。都会で家賃を払うのが大変ならば、どちらかの実家に戻り、親と暮らし、大家族を築くのはどうでしょうか。

 

これからは、みんながアイデアを持ち寄り、助け合って生き抜かなければいけない時代になると思われます。

家族には誠実に接する

 

さて、結婚した2人はこれから先、長い時間を家族として一緒に暮らすことになるのですが、「時」によって育つものに「信頼」と「同志愛」があります。

 

家族というのは同じ船に乗った「同志」で、どんな時でもそれぞれが味方であるべきです。

 

男性には、世界を敵に回しても自分の信念を通さなくてはならない時があるかもしれません。真剣に生きれば生きるほど、そういう場面はやってきます。

 

その時、「私はそれでいいと思うよ」という妻のひと言がどれだけ嬉しいでしょうか。「あなたが下した決断だから、たとえ、周りがどう言おうと私は賛成」そう言ってもらえればどれほど心強いでしょうか。

 

もちろん、女性にも同じように接してあげてください。「いつだって僕は君の味方」そう言ってくれる夫が隣にいれば、嫌なことがあってもすぐに元気になれる気がします。

 

その、よい関係を築く基本には、やはり「信頼」と、ある程度の「価値観の共有」が必要になってきます。価値観や相性は、自分のストライクゾーンが広ければ広いほど、たくさんの人とうまく付き合っていけます。

 

人間としての許容範囲が大きければ、自分も相手も楽なのです。

 

そして、自分にも相手にも誠実に。

 

2人の間には「小さな嘘」も存在しないほうがいいでしょう。「嘘つきは、自らのついた嘘によって滅びる」と言われます。目先のトラブル
を避けるためについた小さな嘘がはころびとなって、関係が壊れてしまうこともあります。

 

一度嘘をつくと、2度と信じてもらえなくなることもあるのですから。

 

家族は自分で創るもの

 

あなたと、ずっと一緒に生きていく覚悟をしてくれる人を、ぜひ見つけてください。

 

そして見つけたら、決して離れないようにしっかりと絆を結び、それを強め、家族としてずっと一緒に生きていってください。絆を結ぶのも断ち切るのも、あなた次第。家族は自分で創るものです。

 

大切なことは、「自分自身が納得のいく人生を送ること」です。

 

その選択肢の中にぜひ、「結婚」を入れてください。あなたの人生は、さらに豊かで彩りに満ちたものになるでしょう。

 

一冊の本を書くように、2人の物語を書きつづってください。「人生」という物語の登場人物は、1人より2人、2人より3人、大勢いるほうが楽しいものです。

 

たまに、「1人の方が気楽でいいや」と言う人がいます。きっと、これまでの経験で他の人と関わることにより嫌な思いをしたことがあるのでしょう。もしかすると、赤ん坊の頃に「愛される喜び」をしっかりと受け取れなかったのかもしれません。

 

自分が納得できる人生にする

 

純粋な赤ん坊に、孤独を教えないよう、お父さんお母さんは頑張ってください。

 

今は、手もお金もかかって大変かもしれませんが、赤ん坊は神様からの素晴らしい贈り物です。

 

結婚して、子どもを産み育てる。子どもが巣立ったら、また、2人でのんびりと残された時間を楽しむ。「時」によって育まれた「信頼」と「同志愛」を礎に、2人で生きる喜びを分け合う。結婚は、人生に豊かな彩りをもたらしてくれるものなのです。

 

願わくば、最後まで全うし、2人の「最期の果実」を味わってください。その中には、2人が生きてきた証が詰まっています。

 

最期の果実の中身は、どんなものでしょうか。

 

愛情、優しさ、いたわり。時に忍耐、裏切り、苦渋かもしれません。ともかく、「結婚」という人生の一大事業をやり遂げた、ということです。素晴らしく偉大な果実です。

 

もちろん、「私は結婚をしない」「子どもは産まない」と決めた人を否定するつもりは全くありません。最後に「いい人生だったな」と笑顔で振り返ることができればそれでいいと思います。

 

どういう形であれ、「自分か納得できる人生」を送ってほしいと思います。

 

自分の子を持つ

 

なぜ結婚したいのですか? という問いに「子どもがほしいから」と答える方は男女ともに非常に多く、独身者に対するさまざまな結婚アンケートの上位を占めています。

 

女性であれば「自分の子どもを産みたい」、男性も「早く自分の子どもを見てみたい」というコメントが目につきます。

 

みなさんよく分かっているんですね。「自分の子どもを持つ」というのは、本当に素敵なことなのです。

 

男性にとっても女性にとっても、それは大変な感動で、ひとつの素晴らしい奇跡なのです。

 

自分の子供はとても可愛い

 

現代は、子どもを持つ・持たないを自分で選択できる世の中ですから、今、ここに生まれてきている子どもたちは、基本的に親に望まれてこの世に生を受けているのです。

 

それなのに、育児ストレスによる虐待や、鬱といった悲劇が多発するのは悲しいことです。

 

女性は、自分の子どもが生まれた日のことを死ぬまで忘れないといいます。いくつになっても子どもにその日を語り、ちょっとした苦労話を懐かしさを交えて思い出します。

 

男性も、今までの態度がころっと変わって、子どもにメロメロになります。断言します。間違いありません。自分の子どもは可愛いのです。

 

生まれたばかりの赤ん坊は、みんな同じような顔に見えます。髪の毛も歯もなく、目はつぶったまま。一日中眠っていて、時折泣いて何かを訴える。見慣れない不思議な生き物のようです。

 

とくに男性は自分の子どもであるという実感がわかないようです。しかしこれから、男性はその赤ん坊が間違いなく2人の子どもであるという事実を日々確認していくことになります。

 

数日もすれば赤ちゃんに表情が出てきます。皺くちゃだった顔もふっくらと愛らしくなり、「俺の小さい頃にそっくり」と親バカぶりを発揮します。

 

日々の感動とともに愛情が膨れ上がり、ちょっとした筋肉の動きに「笑った、笑った」と天にも昇るような気持ちで「正真正銘の父親」になっていきます。

 

この時期、不眠不休で育児をしている母親は、その様子を見て、自分も子どもも愛されているのだと幸せを実感するのです。

 

「種の保存」などという難しいこととは別に、人間は自然に、喜びとともに子孫を残すことができるようにつくられているのです。愛し合う2人だからこそ、子どもを育てるという人生の一大事業を成し遂げることができます。

 

愛する人の子ども。可愛くないはずがありません。そして、2人でどんどん親バカになって子どもを愛してください。

 

「この人との子供が欲しい」と思える人を選ぶ

 

子どもは大人の想像以上に親からの愛を求めています。

 

子どもにとって愛されることイコール生きていくことなのです。抱きしめられ、かまわれ、世話をしてもらい、絶対的な親の愛情を感じてこそ、心身ともに健やかに育っていくのです。

 

うんざりするほど可愛がってあげてください。そういう「無条件で存分に愛された時期」がないと、大人になってからも親から得られなかった絶対的愛情を求め続け、異性との関わり方に問題が出てくる場合があります。

 

しかし本来、赤ん坊や子どもは愛されるようにできています。愛し合う2人の間に生まれた赤ん坊ならなおさらです。

 

結婚には、2人の子どもをもうけるという意味合いも含まれます。「この人の子どもがほしい」そう思える相手と結婚しましょう。

 

女性を大事にする

 

ここで男性のみなさんに伝えたいことがひとつあります。

 

ご自分の子どもを産んでくれた女性を大切にしてくださいね。できれば、その女性が寿命を全うするまで笑顔で過ごせるよう、しっかりと守ってあげてください。だって、出産って本当に大変なのですから。

 

ふざけた人が「鼻の穴からスイカを出すくらい痛い」なんてことを言いましたが、ふざけ過ぎたたとえです。出産そのものを茶化す人に対して、とても憤りを感じます。

 

女性は、その可愛い存在の訪れを、まず、突然の吐き気や生理が来ない不安で知ります。何か大変なことの前触れのように、それはいきなりやってきます。

 

「ウソでしょ」というタイミングでやってくる赤ちゃんは意外と多いものです。

妊娠・出産は大変だけれども…

 

「そろそろ子どもをつくりましょうよ」「そうだね、つくろうよ」「あ、できたみたい」そんな平和で穏やかな妊娠は、いったい何割あるのでしょうか。避妊に気を使っていても、妊娠する時はします。赤ちゃんは、こちらの都合などお構いなしにやってきます。コウノトリの気分しだいです。予定外の妊娠に驚き、悩む女性は多いものです。

 

でも、産もうかどうか迷ったならば、ぜひ産んでください。仕事の大抜擢は諦めなくてはならないかもしれません。友人たちが朝まで遊んでいる中、あなただけおとなしくしていなくてはならないでしょう。

 

数か月は吐き気とブルーな気分との戦いです。最後の2ヵ月は、まるでメタボリックなトドにでもなった気分です。上を向いても横を向いても寝つけません。スイカみたいなお腹に醜い妊娠線。カモシカみたいだった足は象さんに。ついでにウェストはバストより大きくなります。そして、とんでもない痛みとともに赤ん坊が生まれてきます。

 

ほっとしたのもつかの問、おなかがすいた、暑い、寒い、抱っこしてよ、と泣く。しかも、なにも不満などないはずなのに泣く。朝でも、昼でも、夜中でも。あなたの都合など、これっぽっちも考えてないように見えます。

 

でもね。可愛いんですよ、自分の子どもは。親を必要とする時期は、ほんの一瞬です。

 

大変だったなあ、と懐かしく振り返る時がすぐに来ます。

 

できるならば、この素晴らしい「妊娠」「出産」「育児」という奇跡のような出来事を、2人で体験してください。1度とは言わず、2度、3度と。

 

あなたも、あなたのパートナーも一緒に成長して、楽しい経験や新たな驚きを重ねながら、「親」になることができるのです。そして、家族を増やして、豊かな人生を築いていけるのです。

 

ね、いいと思いませんか、2人の子どもに出会えたら。