柔軟に対応する

柔軟に対応する

自分を柔軟に変えていく

 

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは変化できる者(変化に敏感な者)である」。

 

イギリスの動物学者、チャールズ・ダーウィンの言葉です。「変化できる者のみが、生き残る」。これは、結婚に関しても同じ。

 

現在の状況に合わせて条件や考え方を柔軟に変えていく。それこそが、結婚したい、でも、できないというあなたが唯一、生き残る方法なのです。

 

女性に学ぶ

 

女性の、時代に合わせた柔軟な対応には見習うべき点がたくさんあります。

 

今から20年ほど前、女性が求める理想の男性像は「3高」と言われていました。「高学歴」「高収入」「高身長」。

 

これに対して現在の不安定な社会情勢の中で女性が求めるものは「3低」。低姿勢、低依存、低リスク。または「3平」、平均、平凡、平穏などと言われています。

 

この結婚難の中、年収500万円以上の男性を平均的な男性と位置づけ、男性だけに依存する専業主婦を目指すのは現実にそぐわないと、女性は気づき始めています。

 

あるテレビ番組で「平均的な男性ってどんな男性?」というアンケートを行っていましたが、その中で平均的な年収と言われたのは30代で300万〜400万円というものでした。さらに、「男性だけに経済力を求めるのは申し訳ないから、一緒に働こうと思う」という声もありました。

 

「性格は穏やかで、怒ったりせず、家事や育児も一緒にやってくれる男性がいい」そうです。

 

そうなのです。女性は、男性に多くを望みすぎると結婚できないことに気づき始め、譲歩し始めているのです。これが今、女性が考えている結婚スタイル。共に働き共に築く。共に育て、共に育つ。背伸びしないで、平均的な男性と平穏な家庭を築く。女性たちは現実を見て、こう考え始めているのです。

 

一方、男性はどうでしょう。できれば、家事育児は女性に任せたい。可愛いほうがいい。賢いほうがいいが自分よりは下がいい。自分の年齢に関係なく若い方がいい。このあたりは20年前とほとんど変化していないようです。しかも、できればお金を稼いできてくれる方がいい……。この条件は最近加わったもの。今、婚活パーティーで人気があるのは若くて可愛い子。そして看護師や公務員など、安定した給料で長く働ける人なのです。

 

男性が変化するには時間と理由が必要です。楽な方へはすぐ流れますが、努力がいることは避けて通ろうとしがち。もちろんすべての男性がそうだとは言いませんが。

 

どんな男性が求められているか

 

かつて肉食系と言われた昭和時代の男性は、草食系男子に変化してしまいました。草食系とは、恋愛や異性に執着心が薄いタイプの男性。これはプラスの変化ではないように思います。

 

傷つくのを恐れるあまり、恋愛に関しては自分から行動しない、受け身の男性が増えたということなのです。そして、他人と関わってストレスを感じるより自己完結の方が楽だからと、自分の時間を大切にするように変化した結果です。

 

男性は楽な方に順応し、女性は目的に向かって変化します。できれば、変わりたくない。それが多くの男性の本音ではないでしょうか。

 

しかし、男性も、変化しなくてはならないのです。女性の変化を歓迎し、その希望にかなうように対応できる男性のみが結婚できる。言い方をかえれば、生き残ることができるのです。

 

では、どのように変わればいいのでしょうか。女性たちは、働きたいと思っています。8割以上の女性が、出産後も何らかの形で仕事をしたいと考えています。自己実現という目的もあるでしょうが、実際、2人で働かないと安心して生活できないと彼女たちは考えているのです。

 

現在は安定した職業についている男性でも、リストラされる可能性はあるし、健康な男性でも、いつ病気で働けなくなるかもしれません。

 

そこで、どんな男性が必要とされるか考えてほしいのです。まず、女性が声をそろえて言うのは、価値観が似ていて、優しいこと。さらに共稼ぎを前提にする場合、家事や育児を共に行える男性。

 

実際、20代、30代前半の若い世代の男性には「家事には抵抗がない。育児にも積極的に関わりたい」という男性が増えていて、イクメン、カジメンと呼ばれています。

 

国も、男女共同参画、ワークライフバランスの観点から、男性の家事、育児参加を後押ししているし、少子化対策においても「イクメン、カジメン」は大切なキーワードのひとつ。

 

日本男児にはまだまだハードルが高いかも知れませんが、国を挙げて進めていることなのです。

 

ひとつの理想像として心がけておいてください。実際、仕事も家事も育児もしっかりこなし、しかも奥さんとラブラブ、という幸せ者も増加中です。

 

子どもの手が離れるまでのたった5年か10年。この時期に協力的だった男性は、その後30年以上の長きにわたり奥さんに大切にされます。そうでなかった人は、子育てが終わったとたん、離婚の憂き目に遭うかもしれません。

 

女性に合わせて自分も変わる

 

この「変化すること」が苦手なのが40歳以上の男性たち。現在婚活中の男性で「思うようにいかないな」と感じている人は、この時代のトレントを意識的にアピールしてみてはどうでしょうか。

 

多くの婚活中の女性は、夫、男としての男性よりも、「この人はいい父親になれるか」という目で男性を見ています。女性に合わせて自分が変わる。いつまでも「そんなのイヤだ」と、駄々をこねていると、誰も相手にしてくれなくなりますよ。

 

女性が、安定した生活、年収が高い男性を望むのは、自分が贅沢をしたいからではありません。少しでもよい環境で安心して子どもを育てたいからなのです。

 

彼女たちは子どもを育てるにはお金が必要だと嫌というほど知っています。今の日本ではお金持ちの子どもほどよい教育を受けているという事実。子どもを大学卒業まで普通に育て上げると、―人にかかるお金は3000万円以上といわれます。大学4年間の学費だけでも何百万とかかります。そう、彼女たちはあなたと自分の子どもを豊かな環境で育てたいと思うから、あなたに高い年収を求めるのです。

 

そして男性1人に高収入が求められないとわかるや否や、「自分も働く」と提案してくれているのです。あなたが家事や育児を一緒に頑張るなんて、お茶の子さいさいでしょう。彼女たちは自分が楽をしたいから男性に押しつけようとしているわけではありません。ただ、「1人じゃ大変だから一緒に手伝って」と言っているだけなのです。

 

「そんなこと当たり前じゃないか」と笑顔で受け止められるように変化できれば、あなたはきっと結婚できるでしょう。