男女の秘密は秘密のままにする

男女の秘密は秘密のままにする

2人だけの秘密

 

1人で胸に抱えている悩みや秘密を、誰かに話したら楽になった、そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

 

「あなただから、話すのよ」このセリフから始まる打ち明け話。話した方も、話された方も特別な気持ちになります。あなたは相手と秘密を共有することで、自分の抱えている荷物を半分降ろせて、相手も秘密を打ち明けてくれたあなたに親しみを覚えます。自分が頼られている、信頼されていると感じて嬉しくなるのです。

 

特に女性と男性の間での打ち明け話や相談は、ただの知り合いから恋愛に発展させる重要なツールです。「○○さんだから相談できるんですけど……」「こんなこと、○○さんにしか話せません……」こう切り出されてドキドキしない男性はいないでしょう。

 

交際が始まったきっかけが、「いろいろな相談にのってもらっているうちに、なんとなく」というのをよく聞きます。自分だけしか知らない相手の秘密は、お互いのつながりを深める、とっておきの方法です。

 

男に過去の男の話はしない

 

誰かに何かを相談する時、これは言ってもいいのか、これ以上は言ってはいけないのか、私たちは無意識に内容を判断しています。相手が受け止めきれないことをいきなりぶつけたりはしないでしょう。

 

しかし、相手が受け止めてくれると思って話したけど、受け止めてもらえなかったらどうしますか。

 

男性と女性の間では、そうしたことが往々にして起こります。女性は「今」を大事にしますが、男性は「過去」にこだわるのです。

 

女性には結婚や出産など、男性と比べて人生の節目やイベントが多くあり、いちいち過去にこだわっていては前に進めません。終わった恋は過去。過去の男は他人という考えをします。

 

一方男性は、女性と比較して大きな変化が少ない分、過去の自分の歴史を大切にします。口では「過去は忘れた」なんて言っていても、終わった恋を大切に胸にしまっている人も多いようです。

 

そんな男性に、うっかり過去の打ち明け話をしてしまったらどうなるでしょうか。あなたはただ、「結婚する前に私のことを全部知っておいてほしかった」、もしくは「打ち明けてちょっと楽になりたかった」だけなのに。

 

ともかく、男に対して過去の異性関係の打ち明け話は夕ブーです。

 

不倫を打ち明けたA子さん

 

こんな話がありました。A子さんとB男さんは友人の紹介で知り合い、お付き合いを始めました。清楚で真面目なA子さんと優しく誠実なB男さんは、傍からもお似合いのカップルに見えました。

 

あっという間に結婚話がまとまり、以前にもましてラブラブな2人。

 

結婚式を間近に控えたある日、A子さんはこんな話をしました。「こんなに男性を好きになったのはB男さんが初めて。とても幸せだ。自分は今まで、妻子のある人としか付き合った経験がなかった。つらい恋ばかりしてきたから……」と。

 

これを聞いたB男さんは大変傷つきました。A子さんを今までのように大切に思えなくなったというのです。

 

A子さんが言いたかったのは、きっと「つらい恋ばかりだったけどあなたに出会えてよかった」という気持ちだったのでしょう。でもB男さんは「自分が大切にしてきたのは、不倫ばかりしてきた不道徳な女だった」と、とらえたのです。

 

清楚で真面目なA子さんを愛していたB男さんは、「つらい過去を持つ彼女を僕が幸せにしてあげよう」とは思えなかったのです。結婚は破談となりました。

 

これって二股?

 

こんな話もあります。

 

C美さんは以前に付き合っていた男性と自然消滅の状態でした。

 

もう、1ヵ月以上音信不通の状況で、別れたも同然と思っていたそうです。そこにD君が猛アプローチ。有無を言わせない強引さにC美さんは惹かれました。

 

ある日、久しぶりに元彼から電話がかかってきました。C美さんは好きな人ができたからと伝え、きちんと交際を終えました。

 

何気なくそのことをD君に報告すると、D君は激怒したそうです。二股をかけられていた、お前はそんな女だったのか、と。

 

C美さんにとっては、本当に些細なことだったのですが、D君にとってはそうではなかったようです。

 

この場合、新しく始まった恋の陰で、以前の恋はひっそりと終わらせておくのが正解だったのでしょう。

 

過去は封印すべし

 

覚えておいてください。もしも過去の異性関係で少しでもやましい点があったならば、それを「あなたを幸せにしたいと思っている男性」に話してはいけません。

 

「これまで何人と付き合った?」と聞かれて、その数を正直に答える必要はありません。

 

過去に不倫をしていようが、援助交際の経験があろうが、キャバクラでバイトしていようが、です。

 

女性であり、これから幸せな結婚をして母になろうとしているあなたには、過去を封印するだけのパワーがあるはずです。そして、たとえ若さゆえの無知が原因だったとしても、1人の人間として、自分の「過去のやましさ」の責任を取らなくてはなりません。

 

それをパートナーに半分背負わせるのは残酷な話です。

 

過去は忘れて水に流す

 

もしも、愛する人との結婚生活が始まり、何かのはずみで浮気や不倫をしてしまったとしても、あなたから「告白」してはなりません。

 

あなたは、申し訳ない、謝ることで許してほしいと思っても、きっと多くの男性は理解できないでしょう。女性が「男の浮気は許せない」と思っている以上に、彼らは「女の浮気はあり得ない」と思っているのです。

 

中には、大きな気持ちで理解してくれる男性もいるかもしれません。でも、それは少数派。あえてそんな賭けに出る必要を感じますか?

 

過去は、忘れる。水に流す。なかったことに。ダメな時は、最悪、お墓まで持って行きましょう。

 

自分の行為を後悔しているのならば、反省し、二度と同じ過ちを繰り返さないよう誓う。それでいいのです。

 

だって、今のあなたが心から愛しているのは、目の前にいる「彼」。目の前の彼と2人で幸せになろうと思っているのですから。もしもそうでないのならば、結婚する前にちょっとだけ深呼吸してみましょう。

 

こんな言葉があります。

 

「川上が濁れば川は濁る。過去の男は捨てるべし」。

 

なんだか、うまいことを言うな、と感心してしまいます。

 

愛する人ができた時、「秘密にしなくてはいけない過去なんて何もないわよ」と言えればいいですね。嘘や隠しごとがない関係は、きっと居心地がいいに違いありません。

 

あなたと彼との始まりは、清らかな流れのようであってほしいと思います。