結婚の理想と現実

結婚の理想と現実

現実は厳しい?

 

ひとつの愛を全うしようと真剣に相手や自分と向き合っても、現実は厳しいものです。

 

理想を描き、温かい家庭を築こうと思っても、想う人に想われないこともあるでしょう。2人で頑張っていたはずなのに、何かの拍子に相手の裏切りで崩れそうになったり、子どもがほしくてたまらないのに授からなかったり。

 

すべて、自分のための修業だと思うことです。新しい階段を上るためのステップ、よりよく生きるための試練と思ってください。

 

多くの人が、結婚しない、できない現実。せっかく結婚したのに、その3分の1が離婚してしまう現実。まるで、結婚に魅力がなくなった、結婚というシステムが必要なくなったかのように見えますが、決してそうではないのです。

 

助け合える人がいればなんとかなる!

 

何はともあれ時代は厳しく、「結婚」に関する理想と現実のギャップは広がる一方かもしれません。

 

けれど、理想とする条件の人と結婚できなくても、夢見る家庭が築けなくても、いいじゃないですか。目の前にある現実が、あなたが描いてきた人生なのです。かけがえのない宝物です。

 

理想どおりにいかなかった時、その現実にどう対応するかが、あなたらしい生き方です。過去は変えられなくても、未来は変えられます。使い古された言葉ですが、これは真実です。

 

1人では困難に思えることでも、一緒に戦ってくれる家族がいれば乗り越えられることも多いでしょう。経済的な困難に直面したときも、みんなで助け合い、頑張れば何とかなります。その最小単位が家族です。

 

お互いが、そしてお互いの家族が大切に思うものが何であるか、それをしっかりと確認しあった上での結婚が理想です。

 

1人の人を愛し抜く

 

1人の人を愛し抜くのはとても素晴らしいことです。しかし、同時にとても大変なことです。

 

並大抵の人にはできません。その大変なことに、あえて挑戦してみませんか。

 

人間の寿命は100年ほどです。これを長いと感じますか、短いと感じますか。自己を充実させる年月、子どもを育てる年月。愛する人を隅々まで理解しようと思ったら、100年あっても足りません。

 

たった100年です。愛を全うし、「ああ、いい人生だったな」と思いながら終えたいと思いませんか? 人間は1人で生まれ、1人で死んでいくのではありません。多くの人に望まれて生まれてきて、さまざまな出会い、経験を重ね、多くの人に見送られて死んでいくのです。

 

人生をかけて、愛する家族を、妻、夫を守り抜いた。最期には、この大変な時代に結婚を全うした自分白身が誇らしく思えることでしょう。

 

理想を掲げる

 

どこからか「理想と現実は違うんだ」という声が聞こえてきそうです。

 

しかし、理想を描けない人に「素晴らしい未来」はやってきません。「理想を掲げて現実を生き抜く」ということが、今を生きている私たちには必要なのです。

 

幸せな人が増えれば、日本の未来も何とかなるでしょう。

 

その日本は、小さな大国。世界を引っ張るリーダーの一員です。日本が本気を出せば、世界も何とかなるでしょう。そして、世界中の国が協力すれば、地球を守り抜くことができます。

 

極論ですが、個の充実こそが地球を救うのではないでしょうか。そして、個が充実するために絶対に必要なものが「愛と理想」です。

 

さて、あなたの未来に必要なものは何でしょうか。一度、真剣に考えてみてください。

 

心を充実させる

 

人間が幸せを感じる場所は、まず「心」。

 

最も幸せを感じるのは、「物質的に豊かな状態」ではなく「心が満たされた状態」なのです。

 

精神的な幸福感を無視しては、本当の意味での「幸せ」はありません。私は「愛する人に愛される」ことは、人間にとって至上の喜びだと思います。

 

お金は使ったらなくなるし、会社のブランドや肩書きは、そこを離れれば消えてしまいます。けれど、相手の心を愛していれば、お互いを理解して受け入れようとする気持ちはそう簡単にはなくなりません。

 

使いきれないお金があったとしても、自分のために使うには限度があります。経済的に裕福でも、幸せではない人はたくさんいます。精神的豊かさのない経済的な繁栄など、砂の上に城を築くようなものです。

 

経済力がないから結婚できないんだ、と信じて疑わない男性がいます。「女はみんな、金持ちに弱いんだ」という斜めからの発想は、その男性をますます貧乏くさく見せてしまいます。

 

確かに「経済力」は魅力のひとつですが、「経済力」以外に魅力がない男性は、魅力的ではありません。

 

自分は相手に何をしてあげられるか、何を与えられるか。

 

「あなたの魅力はどこですか」と聞かれた時に少なくとも3つは答えられるように努力してください。

 

結婚の準備はできているのか

 

時折、婚活中の女性から「愛だけで結婚できるほど若くない」という言葉を耳にします。

 

30歳そこそこの若者が何を情けないことを言ってるのですか! とお尻を叩きたくなります。

 

もちろん愛だけでは食べてはいけませんが、お金がないからといって愛を手放したり、お金持ちという経済的理由を最優先して結婚相手を選ぶと、大切なものを見失います。

 

男性も女性も、その人の「人となり」をまずは見てください。どういう幼少期を過ごし、どんな経験を経て大人になったか。その生き方、考え方に共感できなければ、これから先、一緒に歩くのは難しいでしょう。

 

「結婚」を意識したら、あらためて自分の「成熟」について考えてみてください。1人の大人として、成熟し、親になる準備はできているだろうか、と。

 

成熟した人間になる

 

精神的に成熟した親は、生まれてきた命に無条件の愛情を注ぎます。

 

赤ん坊に愛される喜びをまず教えるのが親です。愛される喜びを知った赤ん坊は、成長して誰かを愛するようになります。この当たり前のよい連鎖を取り戻すよう努力しなくてはならないのです。

 

「愛の連鎖」を引き起こす、とても身近でシンプルな方法が結婚です。

 

結婚相手にもし条件をつけるとしたら「お互いを尊重しあい、力を合わせて理想の家庭をつくっていこうと努力できる人」だと思います。この、「力を合わせて」という言葉を「心と身体を重ねて」と言い換えてもよいと思います。

 

よりよく生きるために努力をし、愛し愛されるという天から授かった能力をいかんなく発揮すれば、きっと素晴らしい人生となるでしょう。

 

命を与えられ、命を与える。子どもとして愛され、親として愛する。それは、何より幸せな営みです。

 

確かに、結婚すると大変な時期もあるでしょう。けれど、結婚したからこそ経験できる楽しいことがたくさんあるのです。

 

あなた次第で、人生はバラ色にも真っ黒にもできるのです。