結婚相手のターゲットをしぼる

結婚相手のターゲットをしぼる

結婚相手のターゲットをしぼる

 

孫子の兵法に「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という有名な言葉があります。

 

「相手のことも自分のこともしっかり把握していれば、何回戦っても負けない」

 

という意味ですが、これは婚活や恋愛についても同様です。

 

前項までは「自分のことを知り、磨く」ステップでしたが、ここからは「相手のことを知る」段階に移ります。

 

 

結婚したい理由をはっきりさせる

 

「結婚する」と決めたとはいえ、そもそもあなたはなぜ結婚したいのでしょうか。

 

家で「お帰りなさい」と出迎えてもらいたいから?

 

子どもが欲しいから?

 

親を安心させるため?

 

それとも経済的な安定のため?

 

紙とペンを用意して、できるだけ書き出してみてください。

 

どんな結婚を望むかで、あなたの対象とする相手は変わります。

 

「家で出迎えてほしい」というなら、自分よりも帰宅時間の早い仕事をしている相手を選ぶ必要があるでしょうし、そうなると「経済的な安定」を同時に満たすことは考えにくくなります。

 

何かを得たいと思えば、何かを捨てなければなりません。

 

両手がふさがっている状態で、別のものを手にすることはできないのですから。

 

自分か結婚に何を求めているかが明確になれば、おのずと求める相手の姿も見えてきます。

 

 

相手に求める条件を一つに絞る

 

自分が求めている相手がわからないままやみくもに婚活をするのは、暗闇を磁石も地図も懐中電灯も持たずに手ぶらで走り回るようなものです。

 

かえって自分自身が混乱してしまいかねません。

 

ターゲットの姿が見えてきたら、そこから、最低限これだけは! という条件を一つだけ決めてください。

 

「容姿」と決めるなら、「性格がねじ曲がっていても借金を背負っていても、顔が美しければいい!」というくらいの気持ちが大切です。極端な話ではありますが。

 

なぜそこまで決めなければいけないかというと、条件を複数設定した場合、どうしても減点方式で相手を見てしまうからです。

 

「いい人だけど、こことここが条件に当てはまらない。もっといい人がいるはず」と思うと、永遠に結婚にはたどり着きません。

 

条件を1つだけに絞った場合、相手の短所のは目がいきません。

 

たった一つの条件を満たしているか否か、そこが重要だからです。

 

すると、加点方式で相手を評価するようになれます。

 

 

細部のこだわりは忘れる

 

相手の条件を決めるのに、とてもいい方法があります。

 

それは、あなたが受け入れられない人を考え、それを逆転させることです。

 

「貧乏ゆすりをする人は、どうしても受け付けない」というのであれば、「いつも落ち着いている人」があなたの求める条件です。

 

そう考えると、とてもシンプルではありませんか?

 

そして、相手の条件を1分で説明できるようになりましょう。

 

1分というのは、案外短いのです。

 

「顔は福山雅治みたいにかっこよくって、でももう少し野性昧が欲しいかな。家事はちゃんと分担してくれて……あっ、でも料理は私かするから、洗い物さえしてくれればいいのよ。ただし私の帰りが夜遅くになった時は、晩御飯をつくっておいてはしいんだけど……」などとしゃべっていると、あっという間に1分経ってしまいます。

 

相手に求める最低条件を、自分の中でまとめておかなければ、実際理想の相手に会った時に「この人だ!」と瞬時に判断することができません。

 

進む方向が間違っていれば、いくら道を進んでも目的地には到着しません。

 

けれども方向を変えれば、いくらでも新しい道が見つかります。

 

「今まで相手の細部ばかり見ていたけれど、本当に大切なのは別の部分だったんだ」と気づけば、出会いへの道は近いです。

 

 

見た目で判断しない

 

たとえば、見た目が男性のような雰囲気の女性がいたとします。

 

男性は「男っぽいなあ、怖いなあ」「もう少し女性らしい人だったらいいのに」「もっと優しい人がいいな」などと思うかもしれません。

 

しかし、そうした女性ほど、内面は繊細で料理が得意だったりします。

 

反対に、いかにも家庭的で優しそうな雰囲気なのに、家事がいっさいできない女性もいます。

 

それが人間です。見た目は案外参考になりません。

 

視点を変えると、見えなかったものも見えてきます。

 

長方形も見る角度によって形が違って見えますよね。

 

少し離れた位置から客観的に、そしてさまざまな角度から相手を見ることが大切です。

 

見た目だけでなく趣味や話し方、姿勢や立ち居振る舞いなど、多くの材料から相手を見るようにしましょう。

 

普段は優しいのにこちらが忙しくて連絡ができなくなると文句を言ったり、仲良くなるにつれて徐々に干渉するようになったり。

 

状況が変わると、相手も変わることがあります。

 

 

「条件を一つだけに絞る」「細部のこだわりは忘れる」とお伝えしましたが、それでも満たしてほしい最低の資質というものがあります。

 

これらを満たす人と結ばれれば、きっと幸せな結婚が待っていることでしょう。

 

 

味覚が同じ

 

ある女性が、結婚相手を決めた理由について、「一緒に食事をしていて味覚が同じだったから」と言っていました。

 

味に対する感じ方が似ているというのは、たとえばイタリアンやエスニックなど同じ料理が好きだったり、メニューから選ぶものが同じだったり、好みの味つけが一緒であるということです。

 

相性としかいいようがないですが、かなり大切な要素だと思います。

 

一緒に食事をしながら「おいしいね」と言い合って盛り上がることができます。

 

マスターソムリエとして有名な高野豊さんも、「ワインの好みが合う人とは相性がいい」と言っておられます。

 

この相性が合わないと、幾度となく一緒に食事をしてもなかなかフレンドリーな関係にはなりません。

 

逆に、味覚が合えばたつた1回の食事で距離感が近くなることもあり得るのです。

 

 

育ちの良さ

 

育ちの良さとは、裕福な家庭で育つたかどうかではなく、人間として正しいモラルをきちんと身につけているか身につけているかどうかです。

 

最近人前でメイクをする女性が増えていますが、これはマナー違反どころか、欧米では最も下品なこととされています。

 

メイクをしている姿を見せるのは、すでに肉体関係を持った相手の前か、それを許してもいい相手の前だけということです。

 

「みんなしているから構わない」とどんなことにも無節操に従うのではなく、自分の信条や規範にのっとって、ルールを守る。

 

これが人としての最低条件でしょう。

 

女性に限ったことではなく、人目をはばかることを知らない人は、結婚相手としては向かないといってよいでしょう。

 

 

辛い時に支えてくれる

 

辛い時期にこそ、相手が応援してくれるパートナーなのか、あなたを責めて余計に苦しみを深くさせるパートナーなのかがわかります。

 

映画化もされた『奇跡のリンゴ』の主人公である木村秋則さんは、奥さんが農薬で体調を崩されたことがきっかけで、無農薬・無肥料リンゴ栽培の研究を始めるのですが、失敗の連続でした。

 

約10年に及ぶどん底貧乏生活を経験した後に成功。

 

想像をはるかに超えた苦労をしたからか、気さくで謙虚な方なのです。

 

それ以上に感じたのは、約10年のどん底生活を支えた奥様の力です。

 

そんな、辛く苦しい状況でも支え続けてくれるパートナーが見つけられたら素晴らしいことです。

 

夢を持ち、決して諦めず、それに向かって努力する姿勢は尊いもの。

 

しかし人は弱いので、困難が続けば諦めたくもなります。

 

その時同じ夢を共有してくれるパートナーがいれば人は強くなれまず。

 

どんな人でも、今の時代には突然の企業の倒産やリストラに遭遇し無職になることもあります。

 

事故や病気で、車椅子や寝たきり生活になることもあり得ます。

 

そんな時にもお互いに助け合える存在でなければ、結婚は難しいといっていいでしょう。

 

 

欠点も好きになれる

 

結婚は、決してゴールではありません。

 

愛情を育みながら、共に生活をしていくスタートでもあります。

 

これから一生を共にしていく相手を選ぶのに、小さな欠点が許せなくてどうするというのでしょう。

 

逆に、あなたは小さな欠点を気にされたいでしょうか?

 

人間は不備のない、規格に当てはめられた工業製品ではありません。

 

一人ひとりが形も昧も違う魅力的な存在で、短所も長所もあるはずです。

 

どんな人にも自分とぴったりくる相手がいるものです。

 

口下手でも思いやりだけは自信があるとか、早起きが苦手で苦労をかけるかもしれないけど、経済的には満たしてあげられるとか……。

 

人にはそれぞれの個性、美点、欠点があるはずです。

 

さらに言えば、自分の欠点を補完してくれる相手と出会えるのが一番ですね。

 

ヨハン・ゲーテの名言に「恋人の欠点を美徳と思えないようなものは、恋しているとはいえない」という言葉があります。

 

欠点も全てひっくるめて、相手の全てを愛することができること、それが運命の相手ではないでしょうか。